身近なものを使って治具を作ってみよう
なんでもくんを使って印刷を行うときに必ず必要なこと。
不備のないデータを作る、きちんと製版をする、慎重に印刷をする…全て大事なことですが、”印刷したいものをしっかりと固定すること”もとても大事です。
なんでもくんはその名の通り「なんでも印刷できる」*万能印刷機ですが、なんでも印刷するために、印刷の対象物を固定する「治具(じぐ)」こそが印刷の要です。
*素材により印刷不可のものも中にはあります。
そして印刷をする際は必ずテストが必要です。
この記事では量産に向けたテスト印刷の際の簡易的な治具の作り方をご紹介します。
印刷したいものに合わせて材料を用意する
「治具を用意してください」
と言われると何か専門的すぎるかもしれませんが、そんな大層なものではありません。要はシリコンを押し付けるときに印刷したいものが動かなければ良いのです。
ガムテープや両面テープでアイテムを直接固定しても良いですが…印刷したいものはひとつとは限りませんよね。同じアイテムをまずは10個印刷してみよう!というときに何度もテープで固定して擦り位置を確認して…となると大変です!
ご参考までに四角いペット素材のボトルでテスト印刷をしたときの様子をご覧ください。
この時は木の端材を両面テープで刷り台に接着し、フレームのようにしてボトルを固定しました。
これが治具です。思っていたよりも簡単でしょう?
もちろんテスト印刷ではなく、もっと大量に印刷をする時はこれよりも強度の高い治具を用意する必要がありますが、テスト段階ではこれで十分。
10〜20個くらいなら余裕で印刷することができます。
印刷したいものに合わせて治具を選ぶ
先ほどのボトルは平面な部分が多かったので、あの方法で固定できましたが、ボールなどの球体になるとそうもいきません。
なんでもくんマニュアルサイト「活用テクニック」では今後もなんでもくんの印刷にちょっと役立つ情報を発信していきます。
球体へ印刷したいときのテクニックについてはまた次回、お楽しみに!