なんでもくん導入の際は必ず技術研修・レクチャーをお受けください。詳しくはこちらから。

なんでもインタビュー|ジリリタ株式会社・高島勇夫さん

床に置いて乗り、バランスを取ることにより、様々なスポーツで必要とされる「体幹」「バランス」「集中力」を養う事が出来る「スラックレール」をはじめ、さまざまなスポーツトイを開発しているジリリタ株式会社。今回は代表取締役の高島勇夫さんにお話を伺いました。

パッド印刷をご存知でしょうか?
パッド印刷とは、ボールペンやUSBなど小さい商品にも文字や細かな絵柄を表現でき、シルク印刷同様よく使われる印刷方式です。シリコンパッドの弾力を活かし、平面ばかりでなく、なだらかな曲面、凹凸面にも印刷できるのが特徴です。
さまざまな印刷業会で使われるパッド印刷ですが、安心堂の「手動式小型パッド印刷機 なんでもくんANG-4」は創業者が開発したアイディアが満載のオリジナルパッド印刷機!
誰でも簡単に製版から印刷まで、ご自身の手で行うことができます。
ここではなんでもくんを導入してくださっているさまざまな方にお話を伺っていきます。

Q.なんでもくんを知ったきっかけはなんですか?

知り合いから教えてもらいました。
その知り合いの方は安心堂の会長の娘さんの幼なじみで、僕の会社のお仕事をお願いしていた方でした。その人から「足立区に発明王がいるよ」というお話を聞き、ぜひ会ってみたい!というところから安心堂に足を運んだことが、なんでもくんを知ったきっかけです。

 

Q.実際に購入しようと思ったきっかけはなんですか?

スラックレール』という、うちのオリジナル商品があるんですけれど、これの開発中のときは資金もなく、小ロットで物作りができるという体制をメーカーと話していました。そんな時、なんでもくんを見せていただき、”手動でもクオリティが高い”ところ、”版が自分で作れる”というところに魅力を感じて購入しました。商品にロゴを入れることは外注で頼むことも考えていましたが、なんでもくんがあれば少ないロットで色々試作できると思い、社員の反対を押し切り購入しました(笑)。

Q.なんでもくんを使い始めて一番難しかったこと、苦労したことはありますか?

うーん、やりはじめたら楽しくて終わらないということですかね?
最初の頃は、版がうまく作れないとか、印刷にスジが入ってしまうとかいろいろありましたが、その都度、安心堂さんに相談し、丁寧に教えていただいたので今では無事クリアしています。

 

Q.なんでもくんはいろいろとカスタマイズすることが可能ですが、ご自身で使いやすいように何かされたりしましたか?

いろいろやりましたね。中でも一番は治具*(じぐ)関係です。
自分でアレコレ合わせて、その辺に転がっているものを使ったり。木とか、商品そのものを治具にしたりもしました。

*治具=対象物に印刷する際、基本的に必要となる補助器具の事。

 

Q.ジリリタさんでは主に「スラックレール」に印刷することが多いと思うんですけど、他に何に印刷されましたか?

一時期は地域活性などもしていまして、紙コップに印刷ししてカフェをやってみたりもしました。あとは、ナイロンのトートバックに印刷したり、ABS樹脂製のキーホルダーも作りました。iPadに印刷したこともありますね。

 

Q.他の方になんでもくんをオススメしたいポイントやアイディアはありますか?

そうだね〜…ちょっと話がズレるかもしれませんが。うちのなんでもくんは長野にあるんですよね。
商品の生産は長野に工場を移し、そこで現地の方になんでもくんを使ってもらい量産しています。そして、もともと僕の事業に関して、就労支援についても考えていました。
長野工場での生産の経験を活かし、今度は北海道の旭川でも『ユビスラ』という商品の印刷・製造・梱包を車椅子の方たちに行ってもらっています。
実は、”なんでもくんが就労支援につながる”ことは導入のときから意識していました。
なんでもくん以外にも、商品への印刷方法はたくさんあると思うんですけど、うちのオリジナル商品は「手仕事」の部分を入れたかったんですよね。なんでもくんに関して、印刷のある程度の流れさえ作れば、我々よりももっと上手に印刷してくれる障がい者の方もいるので、それが今、実際に旭川で実現しています。

桐ヶ丘ラボからスタートして、小布施ラボ、旭川ラボと増えていて、僕が頑張ってたくさん商品を売れば、全国にこのラボが増やせると思っています。小学校へ導入なども頑張っているので、それが可能になれば本当に実現できると思って…どこに行っても同じ話をしています!

 

Q.1日に最高でどのくらい印刷したことがありますか?

う〜ん、僕は1,000本くらいかな?長野では500本くらい。
500本だったら8時間くらい。大きさにもよりますが。僕は結構早く印刷できますね!

 

Q.ご自身でこれは変わったものに印刷したなというものありますか?

旭川の方たちとは本当にいろんなものに印刷しましたね。
スリッパとか、スマホとか、そこにいない人のPCに勝手に刷ったり(笑)。あとボッチャ*の球とかも!そこらにあるもの全部にやったな〜。

*ボッチャ=ヨーロッパ生まれのパラリンピック正式種目。

 

Q.なんでもくんで一番使う消耗品はなんでしたか?

意外と減らないんだよね、本当にコスパが良くてすごい。インクも全然なくならない。
でも版を作るのに失敗したり、引っ掻いてキズつけちゃったりというのがあるので、強いて言えば版かな。

樹脂版(148×100mm 標準品)> http://www.anshindo-shop.com/?pid=97005233 
樹脂版 (40×40mm 安心堂オリジナル)>http://www.anshindo-shop.com/?pid=97005239 

 

Q.これからなんでもくんの導入を考えている方へメッセージはありますか?

昨今、ものづくりが自分のテーマでもあるんですけど、「出来上がったもの(完成品)が当たり前のように売っている」と思われている方が多いですよね。特に子供たちはそういう与えられ方しかしていないかもしれない。それが「どうせ百均でしょ?」みたいな言葉に繋がってるのかな。でもこうやって商品に手仕事が入っているということがわかれば、いろんな仕事に関わっているということが認識できるようになると思うので、なんでもくんを使ってひとつひとつロゴを印刷することで、アピールじゃないですけど…商品を通して会社の想いとかが伝わりやすくなるんじゃないかと。そういうことができる印刷機が「なんでもくん」かなと思っています。

 

Q.なんでもくんを使っていて一番楽しい・嬉しいことはなんでしょうか?

うちの商品はいろいろな学校のスポーツ部の子たちも使ってくれています。
それこそバスケの名門校だったり、今度ラグビーで花園に出る子たちとか、ダンスやってる子達とか。今ロゴを入れているのもその子達へプレゼントするためなんですけど、名入れしてあげるとすごく喜んでくれる。そういうときが一番嬉しいです。なんでもくんを使えば必要な数だけ名入れができるので、だから名入れしてあげようと思えるんですよね。

 

Q.なんでもくんで「こういうのがあればいいのに!」ということはありますか?

「どこでもくん」がもっと簡単にできればいいなと思います。そしたらイベント会場に持って行けるので。あとなんでもくんのすごいこともう一つあった、全然壊れない!
マグネットシートとかやっぱり消耗するところはあるんですけど、もしかしたら22世紀までいけるんじゃないかなとか思ってます。
あと電源が要らない。これは本当にいいよね。
車に積んで行商に行ったこともある。けん玉に印刷しに行きました。あ、けん玉、変わったものへの印刷、けん玉がありました。球体への印刷だね。 

なんでもくんANG-3 刷り台用マグネットシート>http://www.anshindo-shop.com/?pid=126276664 
なんでもくんANG-4 刷り台用マグネットシート>http://www.anshindo-shop.com/?pid=126276653 

 

高島社長、ありがとうございました!

 

高島勇夫 プロフィール

兵庫県姫路生まれ、叔父のお寺で毎週土曜、8時だよ全員集合の時間に座禅をさせられる。10歳より愛知県江南市へ。勉強はしないがスポーツ工作が好きであった。中部大学工学部機械工学科卒。この時も勉強はしないが実験のみは好きであったが、自動車産業の盛んな中部地区での職ではなく、おもちゃぐらいは作れるだろうという安易な発想からおもちゃ業界に・・・そして一生おもちゃ屋の精神で現在に至る。

ジリリタ株式会社 Gililita Inc.
おもちゃと言う響きにはどこか夢であったり、楽しさを感じます。ジリリタの考えるおもちゃとは、一般的なモノとしてだけのおもちゃではなくそこには開発に至る経緯や、製造に関わる方、販売したり、使っていただくお客様など多く方にとっての活動、物語も含んでいます。夢中で遊び気づけば笑顔で繋がって行くそんな世界の一助になれるおもちゃづくりを目指してまいります。
本社:〒115-0045 東京都北区赤羽1-30-12 赤羽SKビル2F
WEB:https://gililita.co.jp/
オンラインストア:https://gililita-shop.jp/

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